文部科学省委託事業 放射線に関する出前授業
2026年1月15日 16時50分公益財団法人 日本科学技術振興財団のご支援の下、6年生を対象に、文部科学省委託 放射線に関する出前授業を実施しました。
今回の出前授業では、日本大学工学部 非常勤講師 阿部洋己 様をご派遣いただき、誠にありがとうございました。 阿部洋己 様は、福島県内公立中学校で教鞭をとられていました。その後、福島県教育庁の指導主事や公立中学校の教頭、校長、県立高等学校の校長を務められ、現在の職に就かれています。学術論文には、「福島県教育委員会の放射線教育への取組」等があり、今回の出前授業に最もふさわしい方でした。
まず、放射線に関する初歩的な講義を行った後、シャーレを使って個人型霧箱を作成し、放射線の飛跡を観察しました。放射線は見えないけれども、条件を整えたら見えることを、子供目線で話され、子供たちは目を輝かせながら観察していました。
放射線の様子が見えたので、次に、測定器を使って放射線の量を測定しました。
使った素材である花崗岩、船底塗料、肥料、湯の花とも、放射性物質を含んでおり、これらの物質の中では、船底塗料が最も多くの放射性物質を含んでいることを確認しました。
最後に、「原子力発電所の事故と復興のあゆみ」について、阿部様自身の東日本大震災や福島第一原子力発電所の事故等の体験を交えながら話されました。
福島第一原子力発電所の解体・処分作業については、ロボットを導入するなど、新しい技術を取り入れて作業を進めることで、放射線量が減少傾向の地域が増え、避難指示の解除が進んできていることを児童たちは知り、ほっとした表情が見受けられました。
本日は、遠方よりのご来校、誠にありがとうございました。今後とも、本校へのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
【児童の感想】
〇放射線は多くなかったら危険ではないことが分かってよかった。
〇放射線を初めて自分の目で見てびっくりした。
〇霧箱を使うと放射線を見られることに驚いた。放射線は悪いものだと思い込まないようにしたい。
〇放射線は身の回りにいつもあるもので、多く浴びなければ危なくないことがよく分かった。
〇放射線は目には見えないけど、いつも身の回りにあって、においや味もしないけど、霧箱を使えば見られることが分かった。放射線の健康への影響は、放射線の量に関係することが分かった。